三国志 – 趙雲伝 –

三国志　ー趙雲伝ー　　（原題：武神・趙子龍）

評価　4 (4 / 5)

出演:　
ケニー・リン（趙子龍）ユナ（夏候軽衣）
ジア・チン（公孫宝月）ジョンフン（高則）
カオ・イーシャン（呂布）グーリナーザー（貂蝉）

日本でトップクラスに人気の中国歴史！三国志の時代を生き抜いた蜀の名将・趙雲子龍にスポットをあてた物語。華流と韓流ドラマに期待！

忠義に厚くいきる子龍と一途に支える軽衣とのラブロマンス♡そして許嫁への想いと自らのプライドに揺れる高則、彼ら三人を中心に繰り広げられるストーリー。

師匠の李全を失いながらも名君につかえ躍進する子龍。そのライバルであり、お互いを理解している友であると思われた高則が本性を露わにしていく。親を殺したのが愛する子龍だと疑ってしまい、苦悩する軽衣。さらに孔明と周瑜の策略対決をはじめ三顧の礼、長坂坡の戦い、赤壁の戦いなどの有名なエピソードを織り交ぜてのスペクタクルエンターテインメント。

各話のあらすじについてはこちらから

過去からの因縁も複雑に絡む恋愛色の強い三国志の物語

まさに相思相愛、妨害やすれ違いを互いに相手のことを思える趙雲と軽衣♡個人的に、一途な二人が大好きです。そんな二人が結ばれるかと思えば…なんと軽衣が43話、ラストまで16話残して死んでしまいます。死んだと思わせて実は死んでないやつね♪
と思ったら本当に死んでヒロインがチェンジしてビックリ( ﾟДﾟ)その辺りについては後程♪

宝剣や権力のために戦うのは勿論、趙雲伝では嫉妬からの戦いも目立ちます。特に真っ直ぐな子龍に、許嫁をとられた高則。第24話での黒装束に身を包み「私は生きている人間に本音を語らない」と隠し続けたはらのうちを子龍を沼に沈めたあとに語る表情は、耐え忍んだ嫉妬や憎しみが表れてました。最初めちゃいい人かと思えば裏の顔が最後は全面にでまくりでした。

出てくる女性が全員子龍を好きになるんじゃないかっていうくらいモテモテですが、その中でも軽衣の友、公孫宝月は真っ直ぐな性格で気持ちを前面に出し、行動全部で子龍を愛し守っていきます。自分も数々の窮地を助けてもらいますが、関羽雲長を師匠にもち武芸に秀で、子龍の窮地も何度も助けた命の恩人。特に後半では蜀に大貢献。

恋愛物語のひとつに呂布と貂蝉の物語。いままでもっていた呂布の印象が変わってしまうくらい純粋で、貂蝉の為に董卓を殺してしまいます。苦悩にみちた貂蝉の表情、怒りに震える呂布のオーラ。二人の気持ちがものすごく伝わってきます。イケメン俳優のカオ・イーシャンさんが19年11月27日になくなられたのを非常に残念に思います。

最後のヒロイン、馬玉柔。軽衣が亡くなり登場した軽衣そっくりの娘。ユナの一人二役ですが、タイプは全然違います。おしとやかな軽衣と活発な馬玉柔。見た目は軽衣、気持ちをストレートにつたえる様は宝月。心落ち込む子龍を全力で愛し想いを伝えていきます。
後半は三国志のエピソードが強く、馬玉柔との恋愛になっていく展開が少し少ない感じはしますが、長く離れている間に想いを募らせていきます